ジープコンパスは、アメリカの自動車メーカー、クライスラーが製造販売しているコンパクトSUVです。2017年に2代目へとフルモデルチェンジを果たし、スタイリッシュなデザインと充実した安全装備を備えています。しかし、一部のオーナーからは「壊れやすい」という声も聞かれ、購入前に不安を感じる方も少なくありません。今回は、ジープコンパスの故障しやすい箇所や、オーナーの後悔ポイントについて詳しく解説していきます。

壊れやすいと言われる理由

ジープコンパスは、国産車と比べると故障や不具合が多いと言われています。特に電装系の問題が目立ち、ナビゲーションやバッテリー関連のトラブルが報告されています。また、部品の耐久性や品質にも不安を感じるオーナーが一定数存在しています。これらの理由から、「壊れやすい」というイメージが定着してしまったのかもしれません。

なお、こちらではヤフー系の車掲示板カービュー記事を参考にしています。

以下に元記事リンクを出しますので、見たい方は参照してください。

ジープコンパスの故障しやすい箇所

ジープコンパスは、電装系統、特にナビゲーションやオルタネーターに関連する問題が多く報告されています。エアコンコンプレッサーの故障も比較的よく見られます。また、エンジンオイルの消耗が早いことも指摘されています。過去には複数のリコールが発表されており、中古車購入時には対応済みかどうかの確認が重要です。

ナビゲーション関連の不具合

ジープコンパスのナビゲーションは、音が出なくなる、画面にノイズが入る、フリーズするなどの不具合が報告されています。特に、走行距離5万km前後で故障が発生するケースが多いようです。純正ナビの場合、修理費用が高額になることもあるため、注意が必要です。

オルタネーター

オルタネーターは、エンジンの動力を使って発電を行う重要な部品です。ジープコンパスでは、オルタネーターの故障が比較的多く報告されています。故障の原因は主に経年劣化で、5年前後での発生が目立ちます。オルタネーターが故障すると、バッテリーへの充電ができなくなり、最悪の場合、走行不能に陥ります。

エアコンコンプレッサー

エアコンコンプレッサーは、冷媒を圧縮し、空調システムを動かす役割を担っています。ジープコンパスでは、エアコンコンプレッサーの故障も多く見られます。故障すると、エアコンが効かなくなったり、異音が発生したりします。交換費用は比較的高額で、部品代と工賃で10万円以上かかることもあります。

エンジンオイルの消耗

ジープコンパスのエンジンオイルは、消耗が早いと指摘されています。原因は、エンジンオイルがガソリンと混合して燃焼してしまうためです。放置すると、エンジンの焼き付きや故障につながる恐れがあります。こまめなオイル交換と点検が必要不可欠です。

過去のリコール情報

ジープコンパスには、過去に複数のリコールが発表されています。主なものとして、パワートレインコントロールモジュール、後部座席のリリースレバーベゼル、エアバッグコントロールユニットなどがあります。中古車を購入する際は、リコール対応済みかどうかを確認しておくことが重要です。

ジープコンパスオーナーの後悔ポイント

オーナーの後悔ポイントとしては、高い維持費が挙げられます。特に修理費用や燃費の悪さが目立ちます。車内空間の狭さや収納スペースの少なさ、後部座席の使い勝手の悪さも不満点として指摘されています。後方視界の悪さやナビゲーションの使いにくさも、改善を望む声が多いようです。

維持費の高さ（修理代、燃費の悪さなど）

ジープコンパスは、国産車と比べると維持費が高くつく傾向にあります。特に、故障した際の修理費用は割高で、部品代や工賃が予想以上にかかることがあります。また、燃費の悪さもネックで、実燃費は10km/L前後と報告されています。ガソリン代が家計を圧迫するケースも少なくありません。

車内空間の狭さ、収納の少なさ

ジープコンパスは、見た目の割に車内空間が狭いと感じるオーナーが多いようです。特に後部座席は窮屈で、大人が長時間乗るには厳しいかもしれません。また、収納スペースも少なく、荷物の収納に苦労する場面が多いと言われています。アウトドアを楽しむには、ルーフキャリアなどの追加装備が必要になるでしょう。

後部座席の使い勝手の悪さ

ジープコンパスの後部座席は、リクライニング機能がないため、長距離ドライブでは疲れやすいと指摘されています。また、後部座席を倒して荷室を広げる際、フラットにならないため、積載性にも不満を感じるオーナーが一定数存在します。

後方視界の悪さ

ジープコンパスは、Cピラーが太く、リアウィンドウが小さいため、後方視界が悪いと言われています。特に駐車時や車庫入れの際は、注意が必要です。バックカメラや360度カメラなどの運転支援システムを活用するのがおすすめです。

ナビゲーションの使いにくさ

純正ナビゲーションは、操作性や視認性に課題があると指摘されています。地図の更新が遅れがちなことや、音声認識の精度の低さなども不満点として挙げられています。アフターパーツのナビへの交換を検討するオーナーも少なくありません。

ジープコンパスの良い点

ジープコンパスにはSUVらしいスタイリッシュなデザインが魅力的だと評価されています。同クラスの外車と比べると故障が少なく、信頼性が高いとも言われています。また、衝突回避システムやアダプティブクルーズコントロールなど、安全装備が充実しているのも大きな利点です。

SUVらしいスタイリッシュなデザイン

ジープコンパスは、ジープ特有の7スロットグリルやマッシブなボディが特徴的で、SUVらしいスタイリッシュなデザインが魅力です。アーバンアドベンチャーを楽しむのにふさわしい外観を持っています。

同クラスの外車と比べての信頼性の高さ

ジープコンパスは、同クラスの外車と比べると、故障が少なく、信頼性が高いと評価されています。特に、エンジンやトランスミッションなどの重要部品は、比較的トラブルが少ないと言われています。

豊富な安全装備

ジープコンパスには、衝突警報システムや前面衝突回避システム、アダプティブクルーズコントロールなど、様々な安全装備が用意されています。事故の防止や被害軽減に役立つ機能が充実しています。

ジープコンパスを上手に乗るコツ

ジープコンパスを上手に乗るためには、保証プランへの加入やこまめなメンテナンスが重要です。特に電装系統や消耗品の点検は欠かせません。中古車を購入する際は、専門店での診断とリコール対応の確認が必須です。適切な管理を行えば、ジープコンパスは長く付き合える魅力的なSUVになるでしょう。

保証プランへの加入

ジープコンパスを購入する際は、保証プランへの加入を検討しましょう。ジープが提供している「Maintenance For You」プログラムは、3年または60,000kmまで、メンテナンス費用をカバーしてくれます。新車で購入する場合は、ぜひ活用したいサービスです。

こまめなメンテナンス

ジープコンパスは、こまめなメンテナンスが重要です。特に、オイル交換や各部点検は、定期的に行うことが大切です。また、異音や異臭など、普段と違う症状を感じたら、速やかに専門店で点検を受けることをおすすめします。

中古車選びのポイント

中古のジープコンパスを購入する際は、必ず専門店で診断を受けましょう。特に、電装系統や消耗品の状態は入念にチェックする必要があります。また、リコール対応済みかどうかも確認しておくと安心です。

まとめ

ジープコンパスは、魅力的なSUVですが、故障や不具合のリスクも考慮する必要があります。特に、電装系統やエアコン関連の問題は、注意が必要です。

ただし、適切なメンテナンスを行い、こまめに点検することで、長くお付き合いできる車でもあります。SUVらしいスタイリングや走破性の高さを求めるなら、選択肢の一つとして検討する価値はあるでしょう。

購入前に、自分のライフスタイルや予算とよく照らし合わせて、慎重に判断することが大切です。そして、中古車を選ぶ際は、必ず専門店で診断を受け、車両の状態を十分に確認してから決めるようにしましょう。

ジープコンパスの概要紹介

ジープコンパスは、全長4,400mm、全幅1,810mm、全高1,640mmのコンパクトなボディサイズを持つSUVです。2.4Lの直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力129kW（175PS）、最大トルク229Nm（23.4kgm）を発揮します。FF（前輪駆動）とフルタイム4WD（四輪駆動）の2つの駆動方式を用意し、様々なシーンで活躍します。